高浜でカフェを開業するというmasatakaさんに空き家DIYの話を聞いてみた

今回は、DIYで喫茶店をオープンするというmasatakaさん、まだ開業準備中という店舗へ訪ねました。
扉を開け中に入るとセックスピストルズの往年の名曲が流れ、奥から頭にタオルを巻いたmasatakaさんが出てきた。

こんにちは、準備でお忙しい中、失礼いたします、本日はお話を伺いにきました。

高浜まで足を運んで頂きありがとうございます。ご覧の通り、まだまだ開業には程遠い状態ですが、 コツコツと店舗造作を作り込んでいっています。

最初にカフェ経営しようと思ったきっかけを教えてください。

カフェという空間が好きで、若い時からカフェを経営したいという漠然とした思いはありました。 実は今回のDIY物件の前にもカフェを経営してました。実家が明治から続く瓦屋でして、私が5代目、 両親と私で家業をやっていました。 その時住んでいた物件は2階建で1階 が事務スペース、ところが両親も高齢になってきて、階段の昇り降りがキツくなってきた。 そこで事務スペースを2階に持ってきて1階が空いてしまった。では、空きスペースをどうしようか? となって念願だったカフェを開業することにしたんです。 そこで4年ほどカフェ を経営していました。 なので、今回は新規開業ではなく、 正確に言うと店舗移動という表現になるんでしょうか?

色んな物件がある中、空き家DIYという選択をされた。なぜですか?

居抜き物件とかも少しは見ましたが、あまりピンと来るものが無かった。個人で経営するので山ほどお金をかけられる訳ではありませんが、間取りや造作もそれなりに拘ってやりたかった。ただ拘れば拘るほど初期投資がかかりますし、それが開業後の原価率にも関わってくる、こうした事を考えた時に、初期投資を抑えられる空き家DIY物件は魅力があると感じ ました。

ある程度、自分で好きなように作れるという魅力ですか。

そうですね。DIYなので大変な面はありますが、面白みがありますし、愛着も湧いてくるだろうなと思います。難しい部分は川幸の大工さんにサポートを頂けるので、そこはありがたいです。

まだ途中だと思いますがこだわりインテリアですね。カフェの備品というには抵抗がある程。

もともと、アメリカンテイストのインテリアが大好きで、趣味が高じてファイヤーキングなどミルクグラスの雑貨を集めて、お店でも販売していました。乳白色でどこか温かみのある 器で飲むコーヒーは格別だと感じています。結構遠方から来店してくれる方もいて、話が盛り上がったりしています。

仕入れもご自身でされていると聞きました。
 
そうですね。年に数回北米に行くので、その際にダンボールいっぱいにミルクグラスを仕入れてきます。業者任せにせず、自分の目でひとつひとつ確かめながら、新聞紙に包んだりして、梱包も自分でやります。最近は70年代、80年代モデルの復刻版も出ているので、仕入れていて、とても楽しい。
 
梱包もご自身で、拘りを感じます。そういう意味ではDIY物件は条件にピッタリでしたね。

はい、実は若い頃からずっと音楽をやっていて、店舗造りに使用するレンガとか木材とか廃材など音楽仲間や知り合いから譲って貰った物が殆どです。好きな物を集めていたらカフェが出来上がった。そんな感覚です。

経営の勉強はいつ頃されたのですか?

昔、若い頃にBarも経営していた事がありました。古着とかインテリアも販売しているお洒落なBar、最近はそういう店も増えましたが当時は珍しいスタイル。そこで仕入れとか売上管理とか一通り経験しました。その後、家業の経理とかもやっていましたので、それほど難しくはなかったです。習うより慣れろ、的なところでしょうか。
お店のコンセプト、どんなお客さんに来てほしいとかありますか?
 
高浜はのどかな田舎街ですから商圏としては広くない、なので多くを望んでいる訳ではありません。ただ、近所にあるけどちょっとオシャレをして通う、そんなお店にしたいなと思います。メニューに関しては立地による部分のあるので、お客さんに意見を聞きながらの方が良いなと感じています。そこは自分の拘りだけでなく、ある程度、幅というか柔軟に対応したい。

 

例えば有名人に例えるとどんなお客さんでしょうか?

難しい質問ですね。例えるならヴィヴィアン・ウエストウッドかな。彼女のロックな生き方が大好き。いつまでもお洒落でファンキー、そんなお客さんが来てくれたら嬉しいです。

 

収入という面では如何ですか。

そうですね。カフェがすごく儲かるかといわれるとそうではない、準備とか後片付けとか、当然、経理も自分でやりますし、良い面ばかりではありません。

「語るだけでは終わりたくなかった」という夢

喫茶店という業態は飲食業界でも単価が低い、また間口の広い分お客さんが付くまで時間 がかかりそうなイメージがあります。

開業資金を抑えて、運転資金を確保しないといけない。空き家DIYなら保証金も抑えられるのでそこは良かったと思います。
 

開業前の悩みや迷いはありますか?

ありません(笑)敢えて言うなら工期が遅れている事。今年(2018年)は台風の被害が多くて瓦職人の仲間から応援要請があってヘルプに行っています。なので工期がかなり遅れてしまいました。知り合いとか常連さんからは「一体いつ出来るんだ!」とお叱りを受けていますが、地道にDIYして春頃にオープンできればと考えています。

自分のペースで開業できるのも空き家DIY物件の良さですね。ところでカフェの隣に倉庫スペースがありますが、そこではどんな事を?

いろいろイベントをやりたいですね。料理教室とか革細工の小物のワークショップ、英会話 などの教室とかセミナーとか沢山イメージはあります。ただそこもお客さんありきなので、 決め打ちでなく、お客さんの意見を聞いていろいろ試していきたい。店の造作と同じでイベントが完成していく過程を一緒に楽しんで頂きたいなと思います。

これからカフェを開業してみたいという方に一言

やりたい気持ちがあるならまず行動してみるべきだと思います。口で言うのは簡単で行動す るのは難しい、どんな形であっても行動する事が大切だと思います。年齢とか家庭の事情とかあると思うけどそれは関係ない、不安だった事も動いてみると「なんだこんなもんか」 と案外思うものです。 海外に目を向けた時、日本はまだまだ恵まれている環境だと思います。何だかんだで食べていける。歳がいくとリスクとか色んな事を考えてしまいますが、「トロく考えてないでさっさとチャレンジしようぜ」って思っています。 やりたい事は例え時間がかかってもやり遂げる、そしていかに継続するかという部分に考えを巡らせてほしい、そう思います。

食品衛生の講習に行くとか。

そう、まずは簡単にできる事から動いてみる。
 

知り合いのカフェで手伝いをしてみるとか、フランチャイズでバイトするのはちょっと違うと思いますが、個人店のカフェ巡りとかインテリアを見に行くとか、カフェ開業の講座に行ってみるとか。

何でも良いからやってみる事が大切だと思います。
 

本日はありがとうございました。お店の完成楽しみにしています。

空き家DIYをサポートする(株)川幸に話を聞いてみた

(株)川幸 代表神谷
高浜で壁に特化した内装屋を営んで40年の企業です。 最近、刈谷・高浜地域の知り合いの 方から空き家の相談を多く頂くようになりました。家というものは人がいないと、どんどん悪く なっていくもの、管理をどうしたら良いのか、庭の雑草が生え放題だとか、皆さん色々な悩みをお持ちでした。 住宅の専門家として何か協力できるかなと考えた時に、空き家DIYで面白い店舗開発が出来ないかなとなりました。 土地活用というよりは、先祖から受け継いだ家や土地をどう管理していくかを一緒に考えていきたいと思います。 今は多様化の時代なので提携の不動産屋と協力して貸主と借主のニーズをうまくマッチングしていきたい。 まずは店舗開発で空き家DIY物件の良さを知って頂き、ゆくゆくは空き家DIY住宅も提供していきたいと考えています。 空き家は生活の困り事。川幸にぜひ一度ご相談ください。
(株)川幸 施工担当奥谷
川幸で大工をしていますが、ここ数年で住宅ニーズのトレンド変化を感じています。 古くは 「夢のマイホーム」、駅から離れた閑静な小高い丘の上が人気物件、その後団地ブーム、それから駅近物件が流行しました。 最近は住宅余りを背景に新築や建替よりもリフォームやリ ノベーションの需要が急激に伸びてきています。建ぺい率の問題もあり、建替よりもリフォームの方が割り得という判断ですね。 今回、川幸が提供する空き家DIYはまさにこうしたニーズに合致するサービス。自分でできる部分は自分で施工しコストカット、予算に合わせて物件をカスタマイズできるので、ひとりひとり、それぞれ理想の住宅が実現できます。 まずは空き家物件でどんな事ができるか、ご興味ある方は空き家DIYカフェに足を運んで頂きたいと思います。